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工房蟻展 本日最終日です。

工房蟻展本日最終日です。
オンラインショップに少し即売分をアップしています。
こちらは火曜日午前中までです。

私は、モノというのは「作り手の背後にあるもの」を色濃く映していると感じています。
それは例えば、「作り手の」好きだったり、考え方だったりするのはもちろん、
やはり「暮らしている土地」というものが与える大きさをとてもとても感じるのです。
これまでは出来るだけ作り手がどんなところで作っているのか、見てくるようにしていたのですがここ最近お店のこともあってなかなか思うように動けなくサボっているのが心苦しい限り。

今回の工房蟻さんの拠点は東北岩手です。
新幹線で意外と近かったですが、でも4時間ほどかかります。
一昨年前のこの時期に岩手へ初めて行きました。行った感想は「ヨーロッパのような街だな」と感じました。新幹線の駅があるあたりがフランスで言うところのTGV駅であえて街を壊さず街の外に作っているのから、川を渡り旧市街へ入る感じがまんまフランスという感じ。

民芸好きな方には有名な光原社。そこの制服になぜか「懐かしいな」と感じました。
そう、私のような50歳手前の世代には、子どもの頃のデパートだったりの制服の記憶に重なるものがあったんです。そして街もコンパクトで暮らしと商売が近いところで併存している。なんか懐かしいそんなことを思って帰ってまいりました。

そんな岩手で作る工房蟻。
田舎とかそんな感じではなく、昔の日本が大切にしていた感覚というものが街の中にもしっかり残り作り手の目にしっかりと焼き付いているのではないでしょうか。
例えばそれは「色」だったり「カタチ」に反映されています。
染色家の吉岡幸雄さんが雑誌などで古来の色をご紹介されていますが、古来の日本の着物には色があふれていたことを知ることができます。色といっても奇抜ではなく、奥ゆかしさ、いわゆる侘び寂びが反映された色であります。戦後に吹っ飛んでしまったことの1つが暮らしから色が無くなったように感じています。そして、「カタチ」。ハカマだったり、ちょっと貴族が蹴鞠するときに履いていたような形のパンツだったりいまはあまり見ることはないように思います。
これも若干この歳だからそう感じるのかもしれないけど、パッと見ただけで私は過去の日本にあったものってすごいなと工房蟻さんの服を見てそう思いました。

過去の物から作り手の目や手を通して選択して新たなオリジナルを作る工房蟻の服たち。
それは今後の私たちが何を大切にし生活していくのかということをそっと教えてくれているかのようでもあります。そんなイズムのある服をサラッと纏うことって大人のオシャレだなと思います。

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2018年10月27日 | Posted in Blog, お知らせComments Closed 

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