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田村文宏展に寄せて

田村さんは生まれも育ちも愛知の作家です。
以前は長久手にあった象家さんで展示もされていたという田村さんなのですが
展示の中心はこの地域外が多い作家さんです。私も東京で知りました。
お世話になっているお店の方に、失礼ながら作家さんのことをお聞きしたら
「愛知の作家ですよ」と言われ自分がいかに地元作家を知らないことを知りました。

前回の展示の後だったと思いますが、田村さんとお話をさせてもらった際に
また一ヶ月ほどアジアで陶芸を見てくるということをお聞きしました。
以前にも窯業指導などでアジアへ発たれた田村さん。原点を見つめ直されるのかなと
思いました。

そして今回は、うまく火がまわらず苦労して作った薪窯を一度壊して作り直そうという田村さん。
作品は今回は間に合いませんでしたが、かなりいい作品になるのではないでしょうか。

田村さんほどの人気と実力もあり、東京の名だたるお店がその活動を注目している状況下で
原点を見つめ直すため一ヶ月ほど作陶を休み、そして一度リセットする勇気。
そのままの作品でも群を抜いていいものなのに、どこまでもストイックな方です。

また彼は本当に陶芸が好きで、陶芸の系譜などもしっかりと勉強され、作品からも
それが伝わってきます。単なる模倣や憧れではなく、過去の系譜を大切に尊重しながらも
田村文宏らしさを足しつつ、でもそれを前面にこれみよがしに出してこないのも素敵です。

田村さんの作る器、ぜひ暮らしに取りいれてください。
料理が映え、使うたびに土物の器ならではの育ってくる感じが楽しめます。
そして本当に日常使いしやすく、仮に欠けてしまっても時間が経つと目立たなくなり
またそれも魅力の一つになると思います。

写真が間に合いませんが、通信販売もしています。
特に普段すごい数のお客様で、ゆっくりじっくり手にして購入できないという地域の方、
手にとってはいただけませんが写真をいくつかお送りしますのでお問い合わせください。

会期は今週日曜日までです。

 


2017年02月10日 | Posted in gallery, お知らせComments Closed 

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