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鮫島陽 成田周平 2人展 本日最終日
鮫島陽 成田周平 2人展 本日最終日です。
お二人も少し在廊予定です。
モノを作る その原動力となるものは作り手それぞれですが、お2人と話していてその原動力は「若いけど面白い先を見ていらっしゃるな」とすっかりジジイのような感想を持ちました。
もともと感性があり、その感性を育み、そして学びの場である多治見の意匠研究所へやって来た2人。
ゴールというか、こうあれたらいいなというカタチがあり、でもそれは作品だけでなく作り手個人の生き方やあり様にも関係し、そして作品や個人のあり様が社会とどうリンクしていくのか、そんな先まで考えているようでした。
作品には当然ながら手跡が残っていますが、そうした手跡が作るモノの揺らぎが心地よく、同時に独特の緩さと緊張感があります。恐らくその緊張感というのはカタチの美しさが人をシュッとした気持ちにさせるそんな時の緩みつつでも少し緊張感もあるそんなものだと思いますが、作品を引きしめているように感じます。
佇まいの美しさと普遍的な何かを感じます。
さり気なくも、でも主役にもなります。
どう使おうか、考えるだけでも楽しくなる作品です。
解釈がいく通りにも可能であるものって個人的にツボです。
本日最終日ですのでどうぞじっくりとご覧ください。